当サイトに「現金化は未成年でも利用できるのか」という質問が多数届いています。
今の時代、未成年者でも本人名義のクレジットカードを所持していることも珍しいことではなく、その中には現金化を利用したいと考える人もいるでしょう。
未成年の現金化の利用は問題ないでしょうか?
この記事では未成年者による現金化についてお話します。
未成年でもカードでお金を借りることは可能?
はじめまして。
元現金化業者の神崎智也(@carddeokane25)と申します。
カードでお金を借りる時のよくある質問が「未成年でも現金化を利用できるのか」という疑問です。
確かに、クレジットカードは18歳以上から作成することができますので18歳以上であれば本人名義のクレジットカードを作ることも可能です。
多くの現金化サイトでは「現金化は誰にでも利用可能!」と書かれていることから未成年でも利用できると思われることでしょう。
クレジットカード現金化の安心安全の優良店の体験談を見ると現金化を利用したくなりますよね。
未成年が軽々と現金化を利用しようとすると、危険が付きまとうことになるかもしれません。
今回は未成年が現金化を利用すると危険な理由をお話いたします。
クレジットカードは未成年でも学校を卒業していれば作成可能
そもそも未成年がクレジットカードを作るための条件はどんなものがあるのでしょうか?
クレジットカード会社の規約にはこのように書かれています。
- 18歳未満は作成不可(高校生を含む)
- 20歳未満は親権者の同意書が必要
- 安定した収入が必要(月10万円ほど)
- 親権者が保証人の場合のみ収入が無くても可
この3つが未成年によるクレジットカード作成の前提のようです。
未成年からすれば3つ目の「安定した収入」というのはかなり困難な条件となるでしょう。
学校に通いながらバイトもかなりの時間数で働いていなければ安定した収入を得ることはできません。
ただし、親権者が保証人になればクレジットカードを持つこともできますので、未成年によるクレジットカードの作成は大抵はこちらの手段を使ってのことでしょう。
ただし、この3つの条件をクリアしていなくても作れるクレジットカードもあります。
デビットカードと呼ばれるものです。
このデビットカードはクレジットカードのように後払いで商品を購入するものではなく、商品購入時に指定した口座から即時引き落としをすることで擬似的に口座のお金をカードで使えるようにしたものです。
デビットカードは多くのカード会社から発行されており、一部のデビットカードは審査そのものが無いため学生でも即時発行できます。
しかし、デビットカードを利用しての現金化は意味がありません。
即時引き落としのシステムなため、口座から自分のお金を出金して使っているのと同じことです。
現金化を利用しても、ただお金を下ろしただけとなりますので、デビットカードを使っての現金化の利用は不可能だと言えます。
未成年を受け付けてくれる現金化業者は少ない
条件が厳しいとは言え、クレジットカードを作成できる未成年者がまったくいない訳ではありません。
今となっては学生カードというクレジットカードもあるため、以前に比べれば未成年のクレジットカード作成は簡単になったと言えます。
では、クレジットカードを持っていれば未成年の現金化は可能なのでしょうか。
実際にランダムに選んだ現金化業者10社に未成年の振りをして電話をかけてみたところ、10社全部が現金化出来ないとの返答でした。
何故、未成年とは言えクレジットカードを持っていても現金化を利用できないのでしょうか?
その3つの理由をお話します。
1トラブル発生にリスクが高い
未成年者でクレジットカード現金化を利用したいと考える方の殆どは学生です。
いくらクレジットカードを作れたからといって、学生の方では支払い能力が足りてはいないと判断される可能性があります。
アルバイトでは定職に就いた社会人ほどは稼げませんので当然でしょう。
親権者からも訴えが来る可能性がありますので、トラブルを避けたい現金化業者は例えクレジットカードを持っていたとしても未成年の利用は断るそうです。
2古物営業法に違反となる4つの商品
古物営業法では、基本的には18歳以上からの買取は許可されていますが相手が未成年者だった場合のみ、こちらの商品は親権者の同意書を必要とします。
- 車・バイク(部品含む)
- ゲームハード(ソフト)
- CD・DVD
- 文庫・書籍
こちらの4つの商品は20歳未満からは買い取ることが出来ないのです。
その理由は青少年の万引き被害に遭いやすい商品であり、盗品の売却を防ぐためだと言われています。
必ずしもこちらの4つの商品を取引するワケではありませんが、クレジットカード現金化を利用していると取り扱うこともある商品も含まれています。
このことから未成年者と取引をしてしまうと、いつの間にか古物営業法に違反してしまう可能性が出てくるのです。
現金化業者は出来る限りトラブルを避けたいと考えていますので、法律違反になる危険性を侵すことは出来ないということでしょう。
3トラブルリスクの割に利益は少ない
未成年が持っているクレジットカードで一番発行数が多いのが、学生専用カードです。
収入が無くても作れるカードとして、大学生の方は持っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、この学生専用カードにもショッピング枠は付属していますが、金額は普通のクレジットカードよりも小さく設定されています。
通常のクレジットカードのショッピング枠が30万~50万、学生専用カードだと10万円~30万円となっていますので、その差は歴然でしょう。
トラブルになるリスクは高いのに、多くの現金化を利用することが出来ないため、ハイリスクローリターンな取引になってしまいます。
ビジネスとして出来る限りこのような取引は避けたいと思うのが普通でしょう。
また、未成年者が利用できるカードは他に家族カードもあります。
しかし、この家族カードも名義人は親権者となりますので、同じくトラブル発生のリスクの高い利用者と見られてしまいます。
個人で行なう現金化も危険
つまり、未成年では現金化業者を利用することは難しいという結論になりました。
こう言われると、
「じゃあ自分で転売して現金化するか」
と考える未成年者もいますが、こちらも危険な現金化となります。
以前より使われている手法として、クレジットカードで商品を購入し、そのまま売却することで現金を手に入れるという現金化の方法もあります。
新幹線の回数券や金券に狙いを絞れば換金率も80%~95%と非常に高い値段で売却することができますので多くの現金を手に入れることのできる方法です。
しかし、個人で行う現金化に関してはカード会社も警戒を強めており、今現在個人で現金化をしようとするとほとんどの人はカードを利用停止にされてしまいます。
利用停止に逮捕と、どちらにしても親御さんには迷惑をかけ、人生も破綻することになりますので個人で現金化は行わないほうが良いでしょう。
危険な目に遭う前に相談を
確かに、未成年者でも現金化を受け付けてくれる業者はいない訳ではなく、探し出せばカードでお金を借りることもできるでしょう。
しかし、大半の現金化業者が断る未成年者の受け付けを了承する現金化業者は危ない業者のことが多いです。
何かしらの詐欺や違法性のあるサービスに巻き込まれることもありますので一時のお金のために割に合わないリスクを背負うことになってしまうでしょう。
確かに、黙って現金化を利用したと聞かれれば家族は間違いなく怒りますし、話すのが怖いという気持ちも解ります。
ですが、このまま黙っていたのでは状況は悪化するばかりでいつの間にか何百万という請求を受ける事になるかもしれません。
みんなあなたが心配だから怒っているのです。
それでも言いづらいという方はまずは国民生活センターや消費者庁に相談をしましょう。
黙っているだけでは悪徳業者の餌となるだけなので、誰かに助けを求めることを忘れないでください。
まとめ
未成年者はクレジットカードを持っていたとしてもカードでお金を作ることはとても危険な行為です。
現金化業者を利用したとしても、個人で現金化を行ったとしても、周囲の人々に迷惑をかけることになり、また自分自身の将来にも悪影響を及ぼします。
もし未成年者がお金が必要になったとしても、現金化を軽々しく利用するのではなくアルバイトを増やしたり節約を心がけたりなどをして将来に役立つノウハウを培ったほうが最終的には自分のためになりますよ。
本当に現金化を利用しなければならないのかもう一度よく考えて、先に家族に相談をしてみましょう。